最近、モチベーションがかなり下がってきている気がする。
なぜかは明白で、3回挑戦し、ずっと頑張って対策を立てた面接・ずっとやって見たかったことに挑戦、そして行動。
しかしどれも空回りで終わってしまい、結局何も成し遂げられないまま終わりを迎えようとしていた。
本当にその仕事をやりたかったのに・・・でも私にはやはりだめなのだ。
どんなに挑戦しても誰も私の頑張りを相手には伝わらないのだな・・・
自己嫌悪に陥りながら、私の足はいつの間にか地元の本屋に来ていた。
私の足は自然と自己啓発本コーナーへ足を運んでいた。
ふと目に入ったのは著者 池田貴将(いけだ たかまさ)さんの『覚悟の磨き方』だ。
何を隠そう私は大学時代、歴史・文学専攻で歴史が大好きで、特にバツ松時代が大好きなので『吉田松陰』という言葉に目を輝かせた。
吉田松陰は、幕末の教師で、日本の著名人をたくさん育て、明治維新を作った。いわば歴史の超重要人物。
『この人がいなかったら明治維新はなし得なかった』
と言われるぐらい天才思考家だ。
9歳で兵法(戦いの戦略や策略)を学び、黒船が来航してきた際大きな大砲を見て松陰はこう感じたのだ。
『(鎖国してから)たかだか250年の常識に過ぎない。今回の事件(黒船来航)は日本の今後3000年以上の歴史に関わることだ。くだらない常識に縛られ、日本が沈むのを傍観することは我慢ならなかった』
当時禁止されていた渡航をたかだかで終わらせる考え方・日本の未来を考えている思考に衝撃を受けた。
常識にとらわれず、ただ見ている・無関心だけでは『いけない・・・』
松陰は日本の未来を考えながら動いていたのだ。
松陰はここでなんと禁止されていた外国の船の構造や戦術が知りたいとアメリカの船に乗ってきたのだ。
これにはアメリカ側もドン引きしたそうだが、その行動と覚悟にひどく関心したとの記録が残されている。
当然、松陰は牢獄に入ったものの、一緒にいた囚人に、差別なく学問を教えていました。
それは、松陰自身が「人の才能を見抜き、志を持たせる」ことが大切なことだとわかっていたからだ。
後に仮釈放され、松陰はかの有名は『松下村塾』を開き、総理大臣などの偉い人を7名算出させたのだ。
しかし、それは松陰が受け身体制の授業のように強制的に学ばせたのではなく、こういう思想で学ばせていたからである。
「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、その人の人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれる。」
それらに感化されていったのが、後の初代総理大臣『伊藤博史』、革命家の『高杉晋作』だ。
しかし、吉田松陰は安政の大獄という暗殺計画を自ら暴露し、享年30歳でこの世を去ってしまうのですがこの考え方があったおかげで今の日本が出来上がったと伝えられている。
それぐらい、松陰の考え方は現代を生きる日本にもつながり、誰にでもできることを伝えているのだ。
私はこの本の中で、この言葉が印象に残ったことがある。
(この本はMind(心)、Leadership(リーダーシップ)、Vision(ビジョン)、Wisdom(知識)、Fellow(仲間)Spirit(魂)に分けられて紹介されている。)
- Mind(心)
- やればわかる
行動を積み重ねましょう 必要な知識や言葉はやっているうちに身につきます- やる 恥 やらない恥
「 やります」 と宣言したことをとりあえずやってみたものの全くうまくいかずに恥をかいた。
「やります」 と宣言したものの、もしうまくいかなかった時に恥をかきそうだからそうなる前に止めておいた。- 2人の自分を鏡に映した時 本当に恥ずかしい人物はどちらでしょう。
- Leadership(リーダーシップ)
- 人物
- 私が尊敬するのはその人の能力ではなく、生き方であって知識ではなく行動なんです。
- いつでも死ねる 生き方
- あなたはあなた 私は私です。 他人には何度も言わせておきましょう。
- 私は できることなら 権力に屈したりお金に心を動かされたりせずただあなたたちと一緒に一つのことを極めながら その素晴らしい技術 と真心を持って士として恥ずかしくないように生きたいと思います。
- それさえ 実現できるならいつ 命を落とすことになっても一向に構いません。
- そんなのは 現実的には無理だとあなたが言うのなら無理ではなくて まだ実現していないだけだと私は答えましょう。私の考え方に反対でしょうか 賛成でしょうか 。
- Vision(ビジョン)
- どう生きたいか
- 【 他人から馬鹿にされたくない 】みんなそればかり気にするものです。
- 家がオンボロだとか服が時代遅れだとか ろくなものを食べていないとか。
- しかし人は危ういものです。 生きている時は生きていますが死ぬ時はもう死んでいるわけです。
- 今日はお金があっても明日は一文なしかもしれませんし、 今日はみんなから愛されていても明日はみんなの心が離れているかもしれない。ですから 私が大事だと思うのはただ自分はどう生きたいか その方針に従って生活することなんです。 それが人の道というものではないでしょうか?
- Wisdom(知識)
- 調べるよりも 聞こう
- 知識ばかり集めるのは役立たずのインテリだけでいいのです。 生きた知識を身につけたかったら直接その場に行って話を聞き、その目で見てその手で触れるのが一番早いでしょう。
- 学び上手な人
- 本当に知恵のある人は自分の知識を披露するよりも人に質問することを好みます。 一件くだらないように見える話も注意深く観察して大切なことは見逃しません。 つまり才能はない、性格が悪いと落ち込むよりも人の才能や知識をまるで自分の持ち物であるかのように考えた方が賢いということです。
- 人の優しさとか 思いやりも口先で褒めるのではなく、まるで自分のもの のように 愛せばいいんです。
- そうすれば あらゆる人たちの力が加わって 今よりももっと素晴らしいことができるはずなんです。
- Fellow(仲間)
- 優しさとは何か
- もっと他人に優しくしたいなら自分のことをもっとよく知ればいいのです。 自分の中にあるものを認めれば認めるほど他人の中にあるものをもっと大切に扱えるようになることでしょう。
- Spirit(魂)
- 四季をめぐる
- もうすぐこの世を去るというのにこんなに 穏やかな気持ちでいられるのは 春夏秋冬 四季の移り変わりのことを考えていたからです。
- 〜中略〜
- 私は30歳で人生を終えようとしています。
- 未だ 何一つできたことはありません。このまま死ぬのは惜しいです。
- 頑張って働いたけれど何も花を咲かせず実をつけなかったですが、私自身のことを考えればやっぱり実りを迎える時期が来たと思うんです。
- ですが もしあなたたちの中に私のささやかな 志を受け継いでやろうという気概のある方がいたら これほど嬉しいことはありません。 いつかみんなで収穫を祝いましょう。
- この光景を夢で見ながら 私はもう逝くことにします。
覚悟の決め方文集の一部抜粋
特にWisdom(知識)の中にある「調べるよりも聞こう」という考え方が素敵だ。
まず、【調べてから聞いて!わからないことがあれば自分で調べてきて!!】と言われてきた私にとって聞くことがすごい恥だと感じていたからだ。
調べる方が早いと感じていた私は、ずっと調べることに注力してきたが、これからはその道のプロや抱え込んだ悩みを聞く姿勢を大事にしていきたいと感じたことだ。
そのほかにも、仲間の在り方やリーダーシップ、そして魂が幕末から現代まで今もこうやって書物や生徒たちのおかげで息づいているのがすごいということが実感できる。
それぐらい歴史的観点から見て超重要な人物であり、日本という礎を守り抜いた素晴らしい人物だと思う。
私は、吉田松陰のように志を高く持っていたか?
私は自分の道をいつの間にか「踏み間違えていた」かもしれない
色々考えさせられた1冊だった。
今後も、たくさんの覚悟を持って生きなければならない時がきっとある。
たかが失敗したくらいでくよくよしない。
3度のご飯が美味しいと思うならそれでいい暮らしなんじゃないか??
この本を読んで、自分が進みたい道が改めて整理できた気がした日だった。
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